2011年4月16日土曜日

「事務ミス」をナメるな! (光文社新書) [新書]中田亨 (著) 、を読んでみた

非常にまとまって、読みやすい新書でした。

ミスは原因を調査追究しても、明確な答えはないと著者は言う。後半の実践編では、「どのようにミスを減らすか」が、多方面から論じられていて面白いです。実際に起きてしまった事件の具体例もおおいので、分かりやすいです。
例えば、書類レイアウト。流れに沿って書きこむことができるものがミスを未然に防ぐことができたり、ミスがあっても次工程に行かないといことがわかります。この資料だけでも非常に為になりました。
章立てやGood design!とか、Bad design! とか具体例も秀逸。

おすすめ度は5点中、4.9点。繰り返し読むべき本と思われました。オイラの好きなタイプの新書だす。

以下はアマゾンからのコピーです。備忘のために貼らしてもらいます~。

◎ 概 要
「クリック一つで大損失」の時代!
「事務処理能力がないもので」......と、自分を甘やかして
いませんか?
文系の会社のミスは、今や日本の大問題。
その原因と対策、ミスを減らす体制作りの方法。
◎ 内 容
現代は「うっかり」が通用しない社会である。
コンピューターと通信技術の進歩が諸刃の剣となり、
間違える時もボタン一つで一瞬のうちに大損害を出せるように
なってしまった。
事務作業者には、今までと比較にならないほど、
高い信頼性が厳しく求められている。
そもそも工業系の会社は、事故防止の努力を長年続けており、
知識と経験を積んでいるのだが、
それに比べれば文系の会社の方はミスへの免疫が弱い傾向にある。
本書では、新しい視点から「事務ミス」を分析しなおし、
ミスや事故が絶えない会社を「ミスに強い組織」に変える具体策を提示する。
人はなぜミスをし続けるのか、ミスを防ぐ上で注目すべき力とは何か、
さらに、事務ミスを防ぐポイントとして、
「手順」や「書式レイアウト」「報告」「通達」「マニュアル」等を
どう見直すか、などを、具体例をあげながら紹介する。
◎ 目 次
I 理論篇 なぜ人はミスをし続けるのか?
第1章 人は「有能」だからこそ間違える
第2章 間違えのメカニズム追究はきりがない
第3章 そもそも「間違い」とは何か?
第4章 時代が事務ミスを許さない!
II 実践篇 ミスはこう防ぐ
第5章 ミスの解決は、「6つの面」から考える
第6章 「気付かない」から事故になる......ミスを防ぐ力その1「異常検知力」をつける
第7章 異変のはじまりはどこか?

......ミスを防ぐ力その2「異常源逆探知力」で復旧を容易にする
第8章 「ミスをしないこと」は目標になりえるか

......ミスを防ぐ力その3「作業確実実行力」とのつき合い方
第9章 御社の「手順」はムダだらけ

......ミスを防ぐ作業手順を組み立てる
第10章 氾濫する「ダメ書式レイアウト」

......書式を改良して事務ミスを防ぐ
第11章 「ミスに強い」組織に変える


◎ 著者プロフィール
中田 亨(なかたとおる)
1971年、神奈川県生まれ。東京大学大学院修了。
現在、独立行政法人産業技術総合研究所研究員。博士(工学)。
様々な業種の企業とヒューマンエラー防止の共同研究を進める。
著書には、『防げ 現場のヒューマンエラー』(日科技連出版社)、
『ヒューマンエラーを防ぐ知恵』(化学同人)、
『理系のための「即効!」卒業論文術』(講談社ブルーバックス)
などがある。

内容(「BOOK」データベースより)


現代は「うっかり」が通用しない社会である。コンピューターと通信技術の進歩が諸刃の剣となり、間違える時もボタン一つで一瞬のうちに大損害を出せるようになってしまった。事務作業者には、今までと比較にならないほど高い信頼性が厳しく求められている。そもそも工業系の会社は、事故防止の努力を長年続けており、知識と経験を積んでいるのだが、それに比べれば文系の会社の方はミスへの免疫が弱い傾向にある。本書では、新しい視点から「事務ミス」を分析しなおし、ミスや事故が絶えない会社を「ミスに強い組織」に変える具体策を提示する。人はなぜミスをし続けるのか、ミスを防ぐ上で注目すべき力とは何か、さらに、事務ミスを防ぐポイントとして、「手順」や「書式レイアウト」「報告」「通達」「マニュアル」等をどう見直すか、などを、具体例をあげながら紹介する。

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