2011年5月29日日曜日

上司を見抜く 部下を見抜く (リュウ・ブックス アステ新書) [新書] 渋谷昌三 (著) を読んでみた。

上司としてのとりあえず勉強、第5弾。
ま、とりあえずの復習って感じで手に取りました。

上司の見抜き方が第一部に書いてあって、第二部に部下の見抜き方が書いてある。
なーーんか、ありそうなことがつらつらと書かれていました。

上司を見抜くポイント
曰く、頻繁にでる話題
曰く、やる気がないと昔を振り返り、退屈だとスキャンダルを求める
曰く、リスクにおびえると小声になり、無表情な指示は人間関係を拒否
曰く、旅行先に潜在的欲求
曰く、重箱の隅をつつくのは無能な証拠
曰く、仕事を嫌々している上司は部下の将来をダメにする
曰く、部下のやる気を引き出す上司は育てるのがうまい
曰く、口が堅いか、秘密は守れるか
曰く、嫌いな部下を見捨てる上司は無能な証拠

部下を見抜くポイント
曰く、「何とかします」はその場しのぎのごまかし言葉
曰く、一見仕事ができそうな部下ほど要注意。つまり、独りよがりのマイペースはギリギリにならないと状況がわからない。いるよねぇ。

おすすめ度は5点中、3点。なんか飽きちゃったから。
上司本はもういいや。なんか、少し分かってきたから。

犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル) [文庫] 横溝 正史 (著) を読んでみた

ご存知、横溝正史です。なんか、手にとってしまいました。
内容は十分存じております。映画も、新旧、見ております。
でも、きちんと原作読んでいなかったので、読んでみました。

面白いですねぇ。通勤バスで若干車酔いしながらも、2,3日で一気に読んでしまいました。

巨額な遺産相続をめぐり、「斧(よき)・琴・菊」の犬神家の3つの家宝に見立てられた血みどろの連続殺人。いくつもの偶然の積み重ねがますます事件の解明を困難にしていく。

オイラが最も気になるのは、やはり、犬神佐兵衛ですよね。彼の屈折した幼年期から青年時代と経済界に君臨していく壮年期。そして、老いらくの恋に溺れる老年期。そして、遺言を書くときの彼の思い。粘着質ですよねぇ。

おすすめ度は5点中、4.8点。
金田一シリーズの3位以内に入る名作と言われているだけのことはあります。

必ず覚える!1分間アウトプット勉強法 (PHP新書) [単行本] 齋藤 孝 (著) を読んでみた

ご存知、齋藤孝先生の本です。

とにかく、アウトプットを意識して、インプットすると、気合が違うので、勉強の効果が格段に上がるよ、という本。

曰く、「問い」を設定することで、1本の筋を通す。「問い」ありきで整理していく。
曰く、物語風に説明することを意識する。感情移入する。
曰く、二人一組で説明したり、されたりを効率的にやると効率が大幅アップ。
曰く、世界史などは「川のフォーマット」でストーリー性重視で勉強する。
曰く、グラフに注釈「書き込み」を入れて、無機質なデータを有機的にする。

などなど、効果絶大と思われるTIPS満載。これは本当に使えそうです。

おすすめ度は、5点中4.8点。立ち読みでも読めてしまうかも。。。ははは。

2011年5月22日日曜日

現役ジャンボ機長が編み出した 超音速勉強法 [単行本] 坂井 優基 (著) を読んでみた

超音速勉強法というタイトルに惹かれて思わず手に取りました。
内容は、半分、パイロットさんのいろんなおもしろ話、苦労話。半分が数ある試験とかの克服法。
面白い本です。

大手航空会社のパイロットは入社、資格の取得から機長になるまで、常に試験があり、大変なことは知っていました。

でも、著者さんは自分が努力と工夫により、克服してきたのだと言います。すなわち、生まれながらの才能が全てであるとか、ひたすら根性で勉強するといった考え方を排しています。
課題は何か、そしてそれを達成するには何が必要かを合理的にとらえ、そのための効率的な「勉強法」から勉強することで高い目標を達成できるというのだ。

曰く、なんども重ねる「うるし塗作戦」、物量を大量に投入する「アメリカ軍作戦」、「プラセボ効果活用作戦」。

これらの作戦は確かに有効かもね。

第4章の英語習得方法は、さすがパイロットさんだけあって、実践的です。これは効果ありそうだねぇ。

おすすめ度は5点中、4.5点。ちょっと内容は古いけど、十分、適用できる内容です。

陸軍中野学校極秘計画―新資料・新証言で明かされた真実 (学研新書) [単行本] 斎藤 充功 (著) を読んでみた

終戦までの7年間で総数2131名の謀報員を養成した「陸軍中野学校」。後方勤務要員養成所令により、設立された。スパイ学校だよね、いわゆる。

日本のスパイって、結局、何をやったのか??
元諜報員はもちろん、口が重い。
でもすこしずつ、新資料、新証言が出てきた。

極秘計画の真相とはなんでしょう??たとえば「杉工作」。今のお金で10億円もの偽造紙幣を中国に持ち込んで、中国経済をメロメロにするという作戦。偽造紙幣だって。登戸研究所で作られたらしい。

ま、そんな史実をいろんな取材で明らかにしていくドキュメントです。

おすすめ度は5点中、3点です。

2011年5月21日土曜日

勝つプレゼン 負けるプレゼン (PHPビジネス新書) [新書] 大串 亜由美 (著) を読んでみた

プレゼン力って必要だよな。なぜでしょうか。①僅差になっているから。②時間が限られているから。③e-mailとかインターネットが普及している中で、直に会うのが大事な時代だから。なんだって。

準備6割、本番3割、振り返り1割。これが、プレゼン成功と上達の秘訣だって。
曰く、聞き手の分析をする。
曰く、目的を明確化する。
曰く、相手が質問する内容を予測する
曰く、固有名詞を出すときには注意。かえって反感を買うことも。
曰く、相手がyes,noの判断ができる材料を提示する。

第3章の具体的な本番の組み立ての章が、いいですよ。結構、具体的です。
第4章の見た目の話も復習としては良かった。
自分のプレゼンをビデオに撮って練習したことあるけど、恥ずかしいですよね。

おすすめ度は5点中、4点。普通の本だったかな。あまり目新しいことはなかったような。。。

ほめる技術、しかる作法 (PHP新書) [新書] 伊東 明 (著) を読んでみた

上司としての勉強シリーズ第4弾。
ほめる技術ってなんでしょう。しかる作法ってなんでしょう、ということで手にしてみました。

ほめる技術にも色いろあるんですね。よくわかったのは、ホメると自分も気持ちいってことですね。
曰く、最初は質より量。
曰く、褒め続けると観察力や感性が磨かれる
曰く、ほめるときにはアイメッセージでほめる。

かたやほめられる技術。
曰く、いいえの代わりにありがとう。これは使ってます。
曰く、ありがとうの次に、嬉しい。これは使えますね。
曰く、褒め返しはすぐにはしない。

しかる作法も難しい。
曰く、目をそらさない。
曰く、論理的に、冷静に、具体的に。
曰く、まず聞いて、それから怒る。

しかられる作法。できればしかられたくありませーーん。
でも、いろいろあるよ。
曰く、大きく頷く。
曰く、相手の言う事を要約して反芻する。

最後に著者は、以上のようなスキルをつまみ食いでいいから、習うより慣れろで実践しろとにこやかに締めくくっている。とても好感がもてました。

おすすめ度は5点中、4.6点。かなり、いい感じの新書でした。おすすめ。


2011年5月19日木曜日

部下の心にしみるこんな話ができますか―若い社員を大きく伸ばす教え方とは (KAWADE夢新書) [新書] 蒲田 春樹 (著) を読んでみた

今度、オイラのチームにくる人は、叱れども笛ふけども踊ってくれぬ部下で有名なひと。ということで、上司としての勉強第3弾。付け焼刃でーーす。

苦悩する中間管理職のための、部下を成長させるアドバイスの要諦、“部下の心にしみるいい話”を多数例示しているとの宣伝文句。

いやいや、読みましたよ。さーーーーっっと。スコーし為になりました。
通勤バスのお供にはちょうどよかったです。

おすすめ度は5点中、3点。まあまあ。読みやすいので。3点。

2011年5月18日水曜日

「バカ上司」その傾向と対策 (集英社新書 436B) [新書] 古川 裕倫 (著) を読んでみた。

上司としての勉強をとりあえず、さーーーっと読んでいます。この本は2冊目。

この本では、イヤな上司(性格に問題のあり)、ダメ上司(能力に問題あり)、バカ上司(仕事の姿勢に問題あり)の3種類に分類している。それで、さらにおっしゃるには、イヤな上司、ダメ上司は下がサポートすることもできるが、バカ上司は存在自体が有害だと言っている。

バカ上司とは徹底的に戦えと言っています。

でも、そんな元気のある人いませんよ。今は特に。勝てるのが分かっていれば誰もがやります。普通、負けるんですよ。

ちょっと、無理がありましたねぇ。理想的すぎて。。
おすすめ度は5点中、3点。ケンカするより、失墜させる方法とかのほうがよいかもね。

上司の心得 [単行本] 童門 冬二 (著) を読んでみた。

上司は強くなければ信頼されない。上司は優しくなければ資格がない、と著者は言う。

この本は、組織社会で生き延びた戦国武将や江戸時代の大名たちの発言を太い字で引用して、それを解説している。まあ、形式としては新書に近いですね。

1章:上司は部下をどのように見ていたか
2章:上司は自分の立場をどう認識していたか
3章:上司はこんなリーダーシップを発揮した
4章:上司はどのように自分を磨いたか

なんてことを、かつての戦国武士の言葉を引用しては、これこれこういうことですよ、なんて解説が続くわけです。

んで、飽きちゃったんですねぇ。よんでて。

おすすめ度は5点中、3点。もう少し工夫がほしいです。

2011年5月15日日曜日

おとなの叱り方 (PHP新書) [新書] 和田 アキ子 (著) を読んでみた。

なぜだか手にとってしまった。。。
「叱る」と「怒る」は違う!普段の著者は、後輩や若い人にも、礼儀や挨拶等、とても厳しく指導していることはよく知られているよね。この本にもすごくまともなことが書かれています。

けれど、テレビからはオイラ、あまり品格みたいなものは著者さんからは感じていません。その人に品格が無ければ、言っている言葉がどんなに素晴らしくても、読者の心に響かないんだよねぇ。

やっぱり違和感が残ったなぁ。

通勤時間「超」活用術―1年で500時間得する あなたを毎朝、バージョンアップする法! (知的生きかた文庫) [文庫] 久恒 啓一 (著) を読んでみた。

この本、再読です。好きです。

通勤時間は長いほうが良いと言う。なんで?ってことで最初は手にとった。

通勤時間を活用する本はたくさんあるんだよね。意外に。
けど、この本は仕事のシミュレーションをして、9時~5時を高回転に持って行けというのが基本的考え方。とにかく、1時間のうち、最後の30分間はその日やる仕事の準備をしろというのがこの本の結論。

通勤時間が長い場合の活用方法ではなく、長い通勤時間を確保するためにあえて始発電車のある遠方に引っ越すという考えには、賛否両論あるかもしれない。

オイラのような飲み助には、結局、長い通勤時間って、帰りが辛いんだよね。朝は確かに好きな新書読めるんだけど。

おすすめ度は5点中、4.8点。散布両論ですが、オイラは賛同。

子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書) [単行本] 林 成之 (著) を読んでみた

早期教育は年々激化し、ついに「0歳児教育」まで出現する有様。オイラも10数年前に長男が生まれたときはいろいろやった。英語とか、右脳系とか、ソロバンとか、ピアノとか。。。結局続いたのは、水泳だけですね。

だが、子どもの才能を伸ばすのに一番重要なのは脳の発達に合わせた教育だと著者は言う。
0歳~3歳は脳の細胞が増え続ける時期で、好きなことを好きなだけやらせるのがいいらしい。
3歳~7歳の不要な脳の細胞が減っていく時期は、悪い習慣をやめさせるのが第一。
7歳~10歳からは脳の回路が発達し始めるので、本格的に学習させてよい。

ということです。

各章の後半にでてくるQ&Aがいいかも。

おすすめ度は5点中、4点。

2011年5月14日土曜日

なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか(祥伝社新書228) [新書] 牧野知弘 (著) を読んでみた

タイトルに惹かれちゃいました。
んで、手にとってみました。

結論は不動産投資の本ですな。

三井不動産さん出身なので、それなりに体験談など豊富です。
建物の外観に惑わされず、土地の良さを評価すべきなど、当たり前のことが書かれています。
ちょっと題名負けしているね。祥伝社さんたら、この手の本が時々あります。

おすすめ度は5点中、3点。まあまあです。

ニュースのウラ読み経済学 (PHPビジネス新書) [新書] 森永 卓郎 (著) を読んでみた。

森永卓郎の書いた本。経済学の初心者向けです。分かりやすいです。朝の眠い目でも読めます。
2010年10月の本ですので、少し話題が古いですけど、十分読み応えはあります。

ケチは慣れれば大丈夫的な考え方はさすがです。

おすすめ度は5点中、4点です。

2011年5月13日金曜日

いざというときの手続きハンドブック〈2011年版〉 (PHPビジネス新書) [単行本] PHP研究所 (編集), ピーエイチピー研究所= (編集) を読んでみた

ま、ハンドブックです。事典です。1,200円します。ちょいと高いです。

でも、読み応えあるんだよなぁ。

有限会社って、いま、ないの、知ってた?
子どもが生まれて14日経っても名前が決まらないとき、延長できるの知ってた?
性同一障害の人が性別を変えることができるようになるための要件って、知ってる?

いろいろ、くだらない豆知識が満載なんだよね。オイラみたいな長屋の物知りじいさんを、日夜、目指している中年オジサンにはとても費用対効果の高い本なのだよ。

おすすめ度は5点中、3点。やっぱり高いし、本当に手続きを知りたいなら、ネットで十分だから。

2011年5月8日日曜日

「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書) [新書] 北原 茂実 (著) を読んでみた。

まだ、新書には、東日本大震災を反映した本はあまり出ていない。この本も、2011年1月の本で、地震前の本ですが、本の名前のようなことをなんとなく考えてたようなことはある。
それで、手にとってみた。

医療の産業化と構造改革を進める必要があると著者は力説する。
曰く、国民皆保険を全廃しましょう
曰く、医療を産業化しましょう
曰く、総医療費を増やそう
曰く、医療産業を輸出して外貨を稼ごう
などなど

タイのメディカルツーリズムとか、韓国のチェジュ島医療特区構想とか、日本は遅れているよね。そこに地震が来て、それどころじゃなくなっちゃった。

うーむ、考えさせれるなぁ。日本の将来。

おすすめ度は5点中、4点。医療の本ではありません。経済の本です。

50歳すぎたら絶対にやせなさい!―100歳をこえても、ずっと元気なアンチエイジング・ダイエット [単行本] 白澤 卓二 (著) を読んでみた

転勤で久しぶりに会う人が最近たくさんいますが、もれなく、「お?太ったね。」って言われます。
それで、手に取りました。

元気で自立している100歳の方々に必ず共通していること―それは「太っていない」という事実。その言葉、20数年前に会社の同期に聞いた言葉だよ。あれからおいらは20kg位太ったかなぁ。

「健康長寿」と「やせること」は、密接な関係がある。この本がいうところの「ちょっとした食べ方の工夫」や、日常生活の中での効果的な「体の動かし方」を試せば、あら不思議。「見た目」も「行動」も若々しい新しい自分が始まるらしいよ。そりゃそうだよね。とにかく同期の中でも歳相応に見られるようになってきた。昔は年より必ず若く見られていた。まだ髪の毛は十分あるから痩せれば若々しくなるかも。

あんまり難しいことは言ってなくて、体重の5%を3ヶ月かけてやせると、検査数値は劇的に変化するから、いいから、ヤッテミナ!的な。

おすすめ度は5点中4.5点。ほんと、痩せなきゃ。

2011年5月7日土曜日

1000冊読む!読書術 [単行本] 轡田 隆史 (著) を読んでみた

この手のタイトルにはいつも惹かれてしまいます。
本に勝る「話題の宝庫」はないというわけですね。
でも言ってることは結構ノウハウ的なことがおおいです。

曰く、読書の名人たちの「読書歴」を盗め。
曰く、新聞の「読書欄」「書評欄」の徹底的に活用せよ。朝日の「売れてる本」とか、毎日の「この人、この三冊」とか、週刊文春の{文春図書館」とか。

まあ、結論は、とにかく1000冊読むといいことがあるよ、っってことだな。
それは言えますよ。
でも最近は新書とかに傾き過ぎかな。もう少し古典も読まなければ。

おすすめ度は5点中4点。ちょいと値段が高いかな。

40歳からの知的生産術 (ちくま新書) [新書] 谷岡 一郎 (著) を読んでみた

 著者は犯罪学・ギャンブル社会学・社会調査論などの分野で活躍し、大学教授から学長になっている。いわゆるエリートさんですな。

著者は、とにかく若い頃に誓ったことがあるそうです。

「遠いようで近い道はまず『やってみる』 こと」 「やるかやらないか迷ったらやる。自分の背中を押せ」 
「100回でも200回でも失敗・反省せよ」

すごいですなぁ。そんなこと誓うことができるなんて。

でもまあ、少し古い考え方かなぁ。多分、パソコン使わない人ですね。っていうか、ワープロ打つことができない人だと思う。

おすすめしませんです。

JAL崩壊 (文春新書) [新書] 日本航空・グループ2010 (著) を読んでみた

著者は、JALのOBの方々。まあ、内部告発みたいなものです。

JAL崩壊の秩序だった説明はありません。
旧JAL職員がJALがつぶれた理由をJASとの合併に求めているところは、うーむ、それだけかなぁ、と思ってしまいますが、まあ、目をつぶれば酔っ払っていてもさーーーーーっと読めました。

JAL崩壊の原因は、おいらは、特別階級意識だと思うな。労働組合もそうだし、国交省とのしがらみも関係ありそう。

おすすめ度は5点中、2点。立ち読みで十分だったなぁ。