また、むずむずして、司馬遼太郎を再読。今回は「義経」。
鎌倉、奥州、京都、九州を舞台に華麗な活躍をする軍事的天才、義経。天才にして、政治的痴呆。哀れな愛すべき男だ。
義経のことを遼太郎はなぜここまで哀れなガキンチョのように描いたのであろうか?
さらに義経が弁慶とともに東北へ逃れていく場面はほとんど無い。
司馬ちゃんにこのへん、聞いてみたいところですねぇ。
それにしても下巻の後半は本当に面白い。特に壇ノ浦が終わった後の権謀術数の人間模様は、義経が政治的にアホ過ぎるので、非常に面白い。悲しいくらいに。
少し寂しい気持ちで下巻を閉じました。ああ、やっぱり、司馬遼太郎って面白い。
おすすめ度は5点中、5点。神奈川県人は読むといいよ。
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