2011年8月19日金曜日

アマゾン、アップルが日本を蝕(むしば)む (PHPビジネス新書) [新書] 岸 博幸 (著) を読んでみた

ご存知、岸博幸さんの本です。アゴに特徴がある通産省出身の評論家さん。テレビにもよく出ている人だよね。
ま、その32ページに全ては言い表されている。

曰く、「巨視的な視点で言えば、第2次ネット・バブル崩壊後の鎮静期間を経て、2010年から米国ネット企業によるネット帝国主義が新たな進化を始めたと理解する事ができる。」
「したがって、日本の社会システムという全体解の観点から、また日本の国益の観点から、日本としてどう新たなネット帝国主義と対峙するかを考えることが必要なのだ。」

なるほどーーー!

その観点から書かれた、amazon、アップルの本ってないよね。目からウロコが落ちたよん。

オイラが気に入った記述は、図書館は電子書籍を貸して良いか、というところ。図書館による無料貸し出しは民業を圧迫するというのが著者さんの意見。確かにそうかもね。でも便利だから、どしどしやってほしいとは、思う。千代田図書館の電子書籍をよく借りるオイラは切に思うよ。

おすすめ度は5点中、3.8点。ちょっと硬いけど、読み応えはあったよ。

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