2011年8月9日火曜日

40歳からの適応力 (扶桑社新書) [新書] 羽生 善治 (著)を読んでみた

羽生さんの本です。この人の本を読むのは初めてですが、読みやすかったです。
目次的には、以下の5章から成っています。

1章「豊富な経験」をどう役立てるか
2章「不調な時期」をどう乗り越えるか
3章「独自の発想」をどう活かすか
4章「変化の波」にどう対応するか
5章「未知の局面」にどう適応するか

曰く、局面ごとの「検証」が鍵になる。
曰く、変化する状況に適応するには、実戦の後に、きちんと検証をすることが鍵だと。
曰く、どの手が良い手で、どの手が悪い手だったのか、局面、局面でほんとうに適応できていたのかを振り返るのだと。

うーむ、天才的な勝負師の言葉なんだけど、努力の人だってこともわかるよね。日々、努力してきたんだな。

最後の方で、孔子の「吾、15にして学に志し、30にして立ち、40にして惑わず、50にして天命を知る。60にして耳順(耳にしたがう)、70にして心の欲するところに従って矩(のり)をこえず。」のことについて、「0.8掛けでどうよ?」っていうことを書いてらっしゃる。
そうだよねぇ。オイラはアラフィフにして、まだ惑っているけど、0.8掛けして考えれば、もうすぐ、やっと惑わずの境地に達する年齢ということだ。惑わずの明鏡止水に至りたいものですな。

おすすめ度は5点中、4点。文章にお人柄が忍ばれます。

0 件のコメント: