2011年6月30日木曜日

食の堕落と日本人 (小学館文庫) [文庫] 小泉 武夫 (著) を読んでみた

オイラの好きな小泉武夫先生です。「味覚人飛行物体」「走る酒壷」「納豆博士」「漬け物博士」…食べ物に関するあだ名は数知れません。
この本は、小泉先生の辛口痛快エッセイです。かなり辛口かも。和食国粋主義的なところまで行っているかも。この人はそんな単純な和食主義者じゃなくて、本当にうまい和食は健康にも文化にもイイよと言ってるだけ。本当に和食が好きなんだよなぁ。
納豆、干物、漬け物、日本酒がとにかく好き。好き過ぎて、今回は、かなりラディカルです。

曰く、食文化は国民の歴史であり、財産である。
曰く、食の堕落は国を堕落させる。
曰く、日本人よ、今こそ日本食を食べて元気を取り戻せ!
読んだ方々の感想は賛否両論ですが、オイラは、先生の言う事に全く賛成。だって、先生ったら、ヨーロッパ行けば赤ワインごくごく、ソーセージもぐもぐ。パスタもスープも肉も食い放題の人だもの。

決して排他主義ではないのだよ。みんな、先生の胃袋を知らんのだなぁ。

おすすめ度は5点中、4.8点。良い本ですよ。頑固親父のひとりごとですね。

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