2011年7月19日火曜日

明日の日本をつくる復興提言10 (アスキー新書) [新書] アスキー書籍編集部 (編集) を読んでみた。

大震災はオイラの生活自体にも大変な影響を与えた。大震災を語った新書って、実はまだあまり出ていない。まあ、大震災の結論めいたものが出ていない段階だからかもしれない。

この本は、その点、大震災後に著名人たちが何を思ったのかオムニバス形式で書いている。

合言葉は「復旧ではなく復興。」

オイラの敬愛する野口悠紀雄先生は、産業構造の中心を製造業から高度なサービス産業へ移せとおっしゃる。さらに専門家がいなければ外国人を雇えと言う。パナソニックって、外国人採用率8割だって。それと興味ふかい数字もあった。帝国大学の農学部比率がやたらと高いんだって。東京大学大学院農学部卒業生比率8.5%、京都大学大学院は10.0%、北大院10.2%、東北大院10.6%、などなど。
しらなかったなぁ。卒業生レイアウトも時代遅れなんだねぇ。もっとITやら、サービスだよねぇ。

グーグルの話も面白かった。やるね、グーグル。さすがだぜ、グーグル。
例えば、パーソンファインダーの告知や、クライシスレスポンスの避難所情報。それに、Picasaの写真による安否情報管理などなど。

地震発生後、1時間ですでに動いていたらしい。対応の迅速さはさすが。思考の柔軟さには改めて脱帽でした。

おすすめ度は5点中、3.9点。少し分かってきたかな。大震災後のオイラの行く末とか。

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